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小高の思い出...

Akira

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小高 思い出マップ 地域の方にインタビューする中でお話してくださった、商店街を中心とした以前の小高のまちの様子といくつかのエピソードをデジタルマップに落とし込んだ。 「震災前の建物がどんどん潰されて更地になっていく。震災前のまちの様子も分かってほしい。」この言葉が印象的だった。地域を盛り上げることも必要ではあるが、それとは別に記憶・記録を残していくことも重要ではないかと考えるようになった。自分には何ができるだろうか。そこで、この街に住んでいた人にしかわからない震災前のエピソードを集めてデジタルマップ化することを思いついた。話していただいたエピソードは事実とは厳密には違うかもしれない。また、人によってそれぞれのお店の捉え方も違うだろう。しかし、地域の方1人1人の心の中にある物語(narrative)がすべて組み合わさって街ができていたはずだから、そのうちの1人でも2人でもどのように街を感じていたのか記録しておくことは大切だと思う。そのような思いでマップを作った。

People I met

双葉屋旅館女将の友子さん

最初の出会いは初日に双葉屋旅館に到着したとき。友子さんは小高のまちのほとんど全員と関わっていて、帰還前から小高を盛り上げる人々の先頭に立っている。プロジェクトに関しては、2日目の午前中に小高教会や幼稚園などを案内してもらったほか、自分が関わったほぼすべての人を紹介してくださった。

鍋屋金物店のご夫婦

友子さんの紹介で、小高の昔のまちの様子を聞くために訪れた。秤のこと、昔の商店街のこと、石蔵のこと、8人家族だったこと、いろいろなお話を聞かせていただいた。帰り際にはドーナツまでいただいた。

谷地魚店のご夫婦

ひまわりカフェでお世話になったお母さんの紹介で訪れた。小高の歴史のこと、昔の街の様子、少子高齢化のこと、お子さんのエピソード、ここでもいろいろなお話をさせていただいた

小高ワーカーズベースの野口さん

ワーカーズベースでやっていることや小高のまちの特徴、各所に自由さを持たせたワーカーズベースの建物の工夫、祭りを自分たちで作り上げて伝統にしようと試みているお話もお聞きした。小高満月相撲祭と乗馬はまた今度訪れたときのお楽しみ。

香音珈琲のご夫婦

立派な焙煎室と水だしコーヒーの道具を発見。その後、お店の雰囲気のことや街の様子のこと、少子高齢化のことなどをお話した。

小高区役所地域振興課の木幡さん

生まれも育ちも小高で、20年以上区の職員として小高の行政に携わっていらっしゃる。「復興とはどんな状態か」ということや「小高の未来のイメージ」をお聞きした。お聞きしたときにかなり悩まれていたのは印象的。でも「復興とはこころが楽しく幸せになること。その点で言えば自分は復興したかもしれないけれど、子供たちやご年配の方にとっては完全に復興したとは言えないのではないか。」と話されていた。

他に、双葉屋旅館のたけさん、artist(&others)のすぎたさん、小高ワーカーズベースでお仕事をしていた森さん、元東電副社長の石崎さん、ひまわりカフェでお世話になったお母さん、寒行托鉢をされていた同慶寺のお坊さん、娘さんとカフェを営まれている鈴木屋さんともお話をさせていただいた。